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子どものお薬の飲ませ方 嫌がる子どもへの対処法

子育て

みなさんのお子さんは、薬を嫌がらずに飲めていますか?

最近は、飲みやすい味に改良されていたり、昔より飲みやすい薬が増えてはきていると思いますが、まだまだ、薬を飲むのが不得意なお子さんも多いはずです。

先日のこと、入院中の5歳の子どものお母さんが、

「子どもが薬を飲まなくて苦労しているんです。最近は、年齢と共に薬の量が増えて、本当にストレスで。。。」とおっしゃられていました。

幼児期だけではなく、新生児や乳児期のお子さんのパパママも苦労されておられるのではないでしょうか?

今回の記事は年齢に合わせて、記載していきます。

※下記のことは、入院中の子ども患者、自分の子どもの体験経験をもとに記載しています。全員が該当する方法ではあにことをご了承ください。

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新生児~乳児期の赤ちゃんの薬の飲ませ方

いつ飲ませる?

食事を摂取していない、子供はだいたいの時間間隔で、薬の内服を行ってください。おおよそ、約6時間くらいの間隔で、母乳やミルクのタイミングで与えましょう。

例) ①朝6時~8時 ②昼12時~14時 ③夕18時~20時

どのように飲ますのがよい?

粉薬をそのまま口の中に入れるのは厳禁です。まだ、口の中で薬をうまく送り込むことが出来ないですし、粉で蒸せてしまう可能性が高いです。

この時期のお子さんは、粉薬をペースト状にして内服させます。

粉薬を容器に入れ、極少量の水(数滴)の水を投入しながら、練っていきます。すると、ペースト状になります。

ペースト状にしたお薬を頬の内側や上あごの部分に指でくっつけます。くっつけたと同時に母乳やミルクを飲ませます。

コツとしては、薬がなるべく舌につかない場所にくっつけて、薬の味を極力感じることなく、飲ませることです。

また、薬を飲ませるタイミングとしては、お乳やミルクタイムの終盤ではなく、一番初めです。子供が一番お腹が空いていて、喉が渇いているタイミングがベストです。

もしお薬が、シロップや液体のものでしたら、ミルクなら哺乳瓶に混ぜて飲ませましょう。

母乳の場合は、小さいスプーンに乗っけて、少しずつ口の中に入れては母乳を飲まし、また薬を口に放り込みということの繰り返しをして内服をさせます。

何回も乳首から無理矢理離さないといけないため、乳頭亀裂が生じる可能性がありますので、母乳後はワセリン保護など乳頭の手入れも忘れずに行っておいてくださいね。

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乳児期の離乳食が始まっているお子さんの飲ませ方

いつ飲ませるのが良い?

この時期の薬を飲ませるタイミングは難しいですよね。

まだ母乳やミルク主体で練習程度の食事摂取であるならば、新生児から乳児期のお薬の飲ませ方を行ってください。

ほぼ食事メインに移行しており、母乳やミルクがメインではなくなっている場合は、食事のタイミングで内服させるのが良いでしょう。

食事の最初でもなく、食事の最後でもなく食事の中盤に薬を内服させることをおすすめします。

理由としては、最初に美味しくない薬を飲ませるとそのあとの離乳食を食べてくれなく可能性があります。逆に食事の最後に内服させようと思っても、お腹がいっぱいで薬を飲んでくれない可能性があります。

ですので、ある程度、食事も摂取し栄養も取れたタイミングで薬の内服にスイッチし、薬が内服出来たら、また食事に戻すという流れが一番最適です。

どのように飲ませる?

一番良いのは、薬を水に溶かして内服させるのがベストですが、味が美味しくないのでなかなか内服しないですよね。

おススメは服薬ゼリーを使うことです。

スプーンにゼリーを乗せ、その上に薬を乗せ、またその上にゼリーを乗せ、ゼリーで薬を包むような形を取ると良いでしょう。

糖分過多を気にされる方も多いと思いますが、薬の内服に使用するゼリーの量は少量ですので、さほど気にすることはないです。

また、この時期からお薬は美味しい物で内服できる特別な存在ということを植え付けることで、大きくなっても抵抗なく摂取できるようになると思います。

ママナースの子どもたちも3歳からはお茶で薬を飲用できています。その変わり、お薬の後、小さいゼリーが一つ食べられるというご褒美を与えています。ですので、薬が嫌というよりは、薬内服=ゼリーが食べられる。。。やったーと喜んでいます。

服薬ゼリーも最近は砂糖無使用の物なども売られていますので、糖分過多が気になる方はそのような物を購入されることを検討してみてください。

もし、ゼリーが苦手などある場合は、オレンジジュースやヨーグルトジュースなどのやや酸味があるジュースに溶解して内服させると、薬の違和感が感じにくくなると言われています。また、ジャムに混ぜて内服させるのもおすすめです。入院中の子どもはこれで解決できる子がいます。

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幼児期以降のお子さんの薬の飲ませ方

1歳以降、2~3歳の頃には、食後に薬の内服が出来る習慣をつけていきましょう。

この頃には、だまして内服させるのではなく、きちんと必要性を説明し理解をして内服させましょう。内服後は、しっかり褒めてあげることが大切ですし、お薬が飲めたから症状が良くなったよなど成功体験を伝えていくことが大切です。

薬の内服にはゼリーが最適です。また、もう一つのおすすめはアイスクリームです。特にチョコレートのアイスクリームがおすすめです。薬の苦みや風味を消してくれますし。また、冷たさで一時的に舌を麻痺させる効果があり、味覚を感じにくという特性もあります。

錠剤を試してみたいという親御さんがおられますが、錠剤の内服が可能になるには個人差があります。試してみる時期としては、子どもが小学校に上がったタイミングを狙って練習は始めていくことをお勧めします。

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薬内服にあたっての注意点

・用法容量をきちんと守って、内服しましょう。また、途中で内服を中断するのではなく最後まで飲み切るようにしましょう。特に抗生物質の薬は絶対飲み切りましょう。

・兄弟家族でお薬の使い回しはやめましょう。量や成分が違う可能性があります。

また、古いお薬を内服させるのはやめましょう。

・飲料物によっては薬の吸収や効果に影響を与えてします可能性がありますので、薬局でお薬をもらう際に、お薬との相性が悪い物をあらかじめ聞いておくと良いでしょう。聞きそびれたり、これはどうだろう?と思うことがあれば、遠慮なく薬をもらった薬局に電話して問い合わせを行うと良いでしょう。

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まとめ

最初は手探りだと思います。失敗することもあると思います。だんだんと、コツやタイミングなどを親も子も習得していきますので、失敗したからといって落ち込まずに、次の方法をみつけていきましょう。

子どもは一人ひとり特性が違うように、薬の飲ませ方も一通りではありません。模索していきながら、子どもにとってベストな内服方法を見つけていきましょう。その工程の中で、今回の記事が少しでもお役に立てることを願っています。

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