小さな子どもさんが、食べ物やおもちゃを飲み込んで喉に詰まらせてしまった。
そんな経験があるんじゃないでしょうか?
そんな時はすごく焦りますよね!
でもこの方法を知っていれば焦らなくて大丈夫ですよ!
喉に物を詰まらせるとどうなる?
喉に物を詰まらせると気道を塞ぎ窒息します。
最悪の場合死に至る場合もあります。
子供が喉に物を詰まらせた時にはこの方法を試してみてください。
喉に詰まらせた異物を除去する方法
喉に物を詰まらせたら掃除機で吸うと良いと聞いたことが
ある人がほとんどじゃないでしょうか?
それ間違いですよーーーー!
舌を吸うなどして損傷を与えるおそれがあります。
また取れたという話を聞いたことがあっても、それはたまたま取れただけのことですよ。
次の2つを試してみましょう。
背部叩打法
まず喉に物を詰まらせた場合には背部叩打法を試してみましょう!
- まず、子供さんの姿勢は嘔吐する時のような前かがみの姿勢にする
- 背中の中央からやや上側を下から上に突上げるように叩く
- 叩くのは手根部という手のひらの、手首の付け根のあたりの硬い部分で叩く
- そのまま複数回叩く
これでも異物が取れない時には次の方法を試します。
腹部突き上げ法(ハイムリック法)
背部叩打法で取れなかった場合には、腹部突き上げ法(ハイムリック法)を試しましょう。
これは腹部に圧力をかけることで異物を除去する方法です。
- まず子供さんの姿勢は立ったまま嘔吐するときのような姿勢にする
- 次にパパやママ達大人が後ろに回り込む
- 子供の後ろからお腹に手を回すようにする
- どちらの手でも結構なのでみぞおち辺りに手を拳のようにしてグーを作る
- 親指側をみぞおちに当て、反対の手はグーに被せるようにする
ここまで準備ができたら早速突き上げをします。
強さはあまり強すぎず、弱すぎずがポイントです。
強すぎると内臓を痛めてしまう恐れがあります。弱すぎると異物は取れません。
これを取れるまで3回から5回程度繰り返します。
これでも異物が取れない場合には救急車を呼びしましょう。
異物が取れなかった時の対処法は
まず救急車を呼びましょう。
救急車が来るまでの間、子どもの観察をします。
気道を塞いでいればどんどんと唇が紫色になってきます。
これは、チアノーゼといって、身体中の酸素がどんどんと低下をしていっているため、
本来なら血中のヘモグロビンと結びつき、鮮やかな赤色をした血液が、薄く黒くなって
いるために起こる現象です。
見逃さないようにしましょう。
普段通りの呼吸をしなくなったら胸骨圧迫(心臓マッサージ)しながら待ちます。
近くに家族や近所の人がいる場合にはAEDを取って来てもらいます。
異物を誤飲しない対策が一番大事
赤ちゃんが口にものを入れるのは誰もが通る道。発達において、とても大切なことなのです。
それとは逆に、誤飲は命をも落としてしまう可能性があるものです。
口にいれるのはいつまで?
子どもの誤飲は生後6か月~1歳ごろまで、特に注意する必要があります。
口に玩具を入れることを前提にしながら、玩具を選んでいくことも重要です。
子どもの握りこぶしより大きい玩具は大丈夫という感覚で、子供の身の周りの物を整えてあげることが大切です。
お子様が一人のご家庭は、危険に注意がしやすいし安全な環境が整いやすいですが、上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいるご家庭は危険が多いです。
どうしても、上の子が遊びに夢中になって小さい玩具を出しっぱなしにしたり、小さい物を落としたりする可能性があるので、気をつけてあげてください。
そうは言っても、発達段階に応じて、必要な時期に必要な玩具を与えてあげたいですよね。
我が家は下の子が小さい時は、ゲートを利用しゲートの中に、ブロックやパズルなど小さい物を設置しました。ゲートにも隙間があるため、ネットを張って、下の子の手がゲート内に伸びてこないような対策をとりました。
また、1つの物で遊んだら片づける。2つ以上の物は出さない対策をとって対応しました。
それぞれの家庭によって、最善の対策が違うと思います。それぞれのご家庭にあった対策をして、子供の命を守りましょう。
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