みなさんはお子さんに絵本の読み聞かせをしていますか?
本の読み聞かせには良いメリットがたくさんあると言われています。その効果をまとめてみました。
ママナースは約3年間、5歳の息子に平均して6~8冊の絵本を寝る前に、毎日読んでいます。
それを行ってきた事ゆえの、息子への効果をご紹介していきます。
また、毎日継続して行うことは、子育て中のパパやママ、ワーキングパパママには大きな負担になることもあるでしょう。毎日継続して行うモチベーションの保ち方についてもご紹介していきます。
子どもの読解力の現状 ~動画視聴によるデメリット~
現在、日本の中高生の読解力の低下が問題になっており、その半数は中学校の教科書の内容を正確に読み取ることが出来ていないようです。
その原因の一つとして、YouTubeなどの動画の自動再生が当たり前で、面白くない、つまらない内容を飛ばす習慣がついており、短時間で視覚聴覚的な刺激のある内容でないと、飽きてしまう、満足できないという状態となってしまっています。
そのような状態になると、
本はつまらない→本を読まない→読解力が低下する→さらに本がつまらなく感じる
という負のループが出来てきます。
本というのは、最初の1文字目から面白いわけではありません。一文字、一行、1ページずつ進むにつれて、だんだんと話が展開していき面白くなってくるものです。
その面白くなる展開まで待てない、精神力集中力が保てないということが起きてきます。
精神力集中力が保てない子どもは、学校の授業や塾の授業をきちんと聞くことが出来ないという問題に直面してくるのではないでしょうか。
絵本の読み聞かせのメリット
幼少期に絵本にたくさん出会い、たくさん触れ合う子どもは、必ず本が好きな子になるという研究結果が出ています。
本を好きな子どもになると、自らが読書をし、自ら読解力や語学力を伸ばす子になるということです。
- 子どもの感情を豊かにする、精神状態を落ち着かせる
- 想像力を育てる
- 言葉の言語力・国語力をアップさせる
- 集中力が身につく
- 親子のコミュニケーションを作るツールとなる
上記のようなメリットがあると、一般的に言われています。
一番子供にとって良い環境は、実際に見て触って物事を体験することです。
ですが、色んなことを経験し叶えられるのには限界があります。
それを少しでも埋めてあげられるのが絵本です。
たくさんの絵本に出会うことで、想像し疑似体験ができる。
そうすることで、子供にたくさんの刺激を与え、想像力や言語力が身についてくるでしょう。
絵本を読み聞かせをしているゆえの効果 ~我が家の息子への効果~
絵本の読み聞かせは良いというのは、よく聞く話だけれど、
実際、本当に良いの?効果があるの?と半信半疑になられる方もおられると思います。
仕事をしていれば、なかなか時間もなく、絵本を読む時間を設けるほどの効果が果たしてあるのかという気持ちにもなりますよね。
毎日平均7冊の絵本を、就寝前に読んできましたが、その途中途中で上記のように思う日がなかったわけではありません。
ですが、続けていくうちに、良い効果が出ていることを体験する日々に出会えましたので、記載していきたいと思います。
言語力・国語力の向上という効果
息子は乳幼児期からスイミングを習っています。
息子が4歳になりたての時の出来事です。
ある日、スイミングのコーチから、
「○〇くんは、ほかの子に比べて、出てくる言葉の数がすごく多いんです。表現力もすごくあるし、きちんと自分が伝えたいことを自分の言葉で伝えることができるんですよね。長年、スイミングで子どもとか関わってきたけど、こんな風に感じるのは初めてのことなんですよね。何かお家で特別にされてるんですか?」
と、聞かれたことがあります。
その時は、絵本は毎日たくさん読んであげることが、特別なことだと思っていなかったので、
「特別に何かしていることはないです」と答えたのですが、今思うと、これは絵本を積み重ねて読んでいた効果だったのだろうと感じます。
集中力が身につくという効果
毎日、7冊の本を読むと、約1時間の時間を費やします。
ノンタンなどの文字数が少なく、3歳くらいまでの子が見るような本であれば短時間で終わるのですが、本が好きな息子が選ぶ本は1冊の文字数が多く、1冊にかかる時間が長いです。
保育園に置いてある本を見てみても、なかなかそこまで長い本は置いておらず、先生に聞くと、時間の問題もあるし、子供たちの集中力が持たないとおっしゃられていました。
息子に1時間ぶっ通しで、絵本を読んでいる話をした際に、それだけの集中力が持つことがすごいと驚いていました。
これも、日々の積み重ねによって集中力が身についていっていることを実感しました。
暗記能力の向上という効果
難しい表現になりましたが、単に覚えることが早いということです。
ひらがなやカタカナ、算数の計算や九九など勉学的にも、覚えることは早いなと思うことは親としてありますが、子供は吸収力が早く他の子と比べることはできないので分かりません。
ですが、保育園で体験したことをお伝えします。
冬の発表会で、日々劇の練習をしている時期の出来事です。
先生から「劇の練習を毎日しています。〇〇くんだけ劇のセリフを覚えてくれてて、何なら自分のセリフだけでなく、他の子たちのセリフも覚えていて、みんなに教えてあげてくれてるんです。私自身、すごく助けられています、ありがとうございます。正直、軌道に乗るまでは、〇〇くんが来てくれないとなかなか練習が進まなくて、、、是非休まずに登園してください。」と言われました。
この時は、息子の暗記力よりも、お友達に教えてあげるやさしさを息子がもっていることがうれしかったのを覚えています。
我が家の本の読み方実践編
息子も娘も絵本を読むことが大好きです。
だったら、読んであげられるでしょう?と思った方もおられると思いますが、3歳の娘は最初から本が好きなわけではありませんでした。
5歳の息子に合わせた本が多かったため、途中で飽きてしまうこともあったり、年齢相応の本でも興味が無いと全く見ないという時もありました。
ですが、継続的に本に触れ合ってもらい、見たくなければそれはそれで良いと思いなが接してきました。すると4歳を目の前にする今では、5歳の息子が見るような本も一緒に集中して見られるようになっています。
我が家には本を読む上で、決まりを作っています。
ルールその1
20時までに寝る準備がすべて完了したら、一人4冊ずつ×2人分でtotal8冊。
寝る準備が20時を過ぎると、一人3冊ずつ×2人分でtotal6冊。
ルールその2
自分で選んだ本を読んであげる
その狙いは、自分が選んだ本がこんなに面白かったという成功体験を持ってもらいたいということもありますし、本を選ぶ時間を与えることで、これはどんなお話なのだろう?どんなお話かな?と表紙や題名だけで想像するということをしてもらいたいからです。
たくさんの本に出会ってほしいので、毎週末は図書館通いが習慣になっています。1度に30~40冊の本を借りて帰ることが多いです。面白いと思った本は、次の日も同じ本を読んでとなることもあるため、30~40冊借りるのが、我が家はちょうどよい本数となっています。
ルールその3
我が家のルールというよりは自分のルールです。
本を読むときは、強弱をつけて、登場人物が何人か出るときは、その人物に合わせて、少し声を変えるようにしてみたりなどの工夫をしています。
また、表紙と題名だけで、どんなお話だと思うか子供に聞いて、本が読み終わった後、想像していた内容と相違があったかどうかを子どもと会話しています。
絵本を読む上でのデメリット
絵本を読む上でのデメリットがないわけではありません。
それは、パパママへの負担です。絵本を読むことにウエイトを置きすぎて、それゆえに時間に追い詰められてイライラしてしまうこと。
また、子供が絵本に興味を示さなかった時の、親のストレス。
絵本を読むことで、就寝時間をおそくなってしまうこと。
などがあります。
まとめ
絵本を読むことに囚われて、親がイライラしてしまうと逆効果となることもありますので、まずは自分の可能な範囲で本に触れ合わせてあげることをしてみてはどうでしょうか?
例えば、週末の昼間や夜に1冊ずつ読んであげるから初めて、軌道に乗ってきたら、毎日夜寝る前に1冊ずつ読むなど。
少しずつ、絵本の世界に触れ合ってもらうことで、いつか素敵な子どもの成長に出会うことがあるかもしれません。
絵本を積み重ねて読んであげることは、プライスレスな効果を生むと私は思っています。
自論がたくさん盛り込まれた記事となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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