オムツかぶれとはどういう状態？
オムツでおおわれている部分が炎症が起こることを言います。その部分に皮膚炎が起こります。
赤くただれたり、ぽつぽつと湿疹ができたり、ぶつっと大きい出来物が出来る場合があります。
皮膚炎が起こりやすい場所は、おしりや肛門付近や男の子では陰嚢の周囲や鼠径部、女の子では尿道や膣が多いかぶさっているふっくらした部分です。
オムツかぶれの原因は？
子どもの皮膚は、まだ未熟で皮膚のバリア機能が不十分です。それに加えて、オムツをしていると、
オムツによる摩擦や、暑さや汗による蒸れ、おしっこやうんちの刺激物が付着し状態で時間を過ごすなど皮膚炎が起きやすい環境が整っています。
これらの原因を少しでも取り除いてあげることで、オムツかぶれは回避できますし、オムツかぶれになっても早く治ります。
オムツかぶれでの受診は小児科？皮膚科？
便が頻回に出る、便が柔らかい、下痢をするなどの症状がある場合は、まずおなかの調子が悪い原因を取り除いてあげることも、対処法の一つになりますので、小児科への受診をおすすめします。
便がゆるいなどの原因が無かったり、オムツかぶれを定期的または日頃から頻回に起こす場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
おむつかぶれではなく、カビの可能性もあるので、病院受診をして適切な処置方法、薬をもらうことおこなってくださいね。
家庭できるスキンケア
オムツは子どもにあっていますか？
子供にあったサイズのオムツを選択していますか？
小さすぎると、摩擦の原因になりますし、オムツと皮膚に隙間がなくなるため、通気性も損なわれます。
また、いろんなメーカーのオムツが出ています。そのメーカーによって特性が違い、オムツ内の素材や通気性、吸水性など、オムツによってそれぞれです。お子さんの皮膚にあったオムツを見つけ出してあげてください。
我が子もこのメーカーのオムツはかぶれやすいけど、このメーカーだとかぶれないなどありました。
オムツ交換はどうのようにしていますか？
オムツ交換の時は、おしりふきを使用して皮膚をきれいにして、新しいオムツに変えていますか？
前述にも述べたように、摩擦は皮膚にとって強い刺激になり悪影響です。ですので、できる限りおしり拭きは使用しないオムツ交換をおすすめします。
おしりにべっとりうんちがついている場合は、力を入れず表面のうんちのみ簡単に拭き取ります。力を入れるのは厳禁です！表面についてるのがある程度拭き取れたら、あとは湯洗浄を行いうんちを洗い流します。
我が家は霧吹きスプレーに温かいお湯を入れ、それをおしりに吹きかけながら、手でうんちを洗いながしていました。もちろん使い捨て手袋をつけてです（自分の感染防止目的で）。
うんちが除去でき、おしりがきれいになった状態になったら、おしりの水分を抑え拭きでしっかりととっていきます。そのあと、少し手で仰いで、おしりを完全に乾燥させた状態で新しいおむつを装着します。
もし、お子さんがつかまり立ちが出来るなら、お風呂でシャワーで毎回洗い流すのも良いですし、もう少し大きくなってトイレの便座に座ることができるなら、便座に座らせて、おしりにお湯をかけて洗い流すのが楽で簡単です。
洗い流す際、せっけん洗浄は不要です。石鹸が皮膚にとって必要な油脂まで洗い流す可能性がありますので、石鹸洗浄は日中１回、お風呂の時の１回の2回/日程度で十分です。
便や尿などによる刺激に対しては？
小児科や皮膚科を受診されたら、皮膚の保護目的で、亜鉛かたん軟膏やワセリンを処方されることが多いのではないでしょうか？もしどちらかを処方された場合、薄く表面に塗るのではなく、べっとり、かなりべっとりと塗ってかぶれている皮膚を覆いつくして下さい。そうすることで、うんちがおしりの皮膚まで到達することを防止できるので、うんちから皮膚を守ってくれます。
皮膚が赤くなっている場合は、エキザルベ軟膏などのオムツかぶれに合った軟膏を処方をされることが多いですので、その軟膏を塗布し、その上から、亜鉛かたん軟膏やワセリンを塗ってあげてください。
ワーパパママなどで忙しく、すぐに病院の受診が困難な場合は、自宅にあるオリーブオイルを塗布して、皮膚を保護する膜を作ってあげるのもおすすめです。もちろん料理に使用するオリーブオイルで大丈夫です。ベビーオイルがある場合はそちらもおすすめですよ。
まとめ
オムツかぶれを一度起こすと、なかなか治らないですよね。ママナースの娘をオムツかぶれを頻回に起こしていて、必死にトイトレをして早くからオムツを外すようにした記憶があります。
オムツかぶれの原因を取り除いてあげて、日々オムツかぶれが起きない対策をおこなってあげてください。
キーワードは摩擦厳禁としっかり乾燥した状態を保つことだと思います。
主人がそうなのですが、男性の方はどうしてもおしりを拭き取る時に力を入れがちなので、ほぼ力は入れないレベルでおしりを拭いてあげてください。
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