みなさん、こんなことは今までにありませんか?
- 尋常ではないくらい頭を痛がっている
- すごい発汗していて意識もうろうとしている
- いつもなら歩けるのに、脱力感があったり、動けないと言っている
- 鼻血が止まらない
- けいれんをしている
など
こんなとき、みなさんどうしますか?
自分たちで病院に連れていきますか?
救急車呼びますか?
今までにないくらい痛がっているから、救急車呼んだほうがよさそうだけど。。。
近所の目が気になる。。。
しかも呼んだとして、軽症だったら救急隊の人や病院の人にこれで呼んだの?と思われないか。。。
救急車呼ぶのためらいますよね!
医療の知識がないと余計にそうだと思います。
今回はいざそうなった時に、どうしたらよいかを判断できるアプリのご紹介です。
全国版救急受診ガイドQ助について
全国版救急受診ガイドQ助とは
全国版救急受診ガイドQ助について説明します。
これは総務省が提供している救急車を呼んでいいかどうか分からないときのための判断アプリになります。
どんどん選択式で質問が出てくるので、基本的にはそれに沿って順に選んでいくというものです。
選んでいくと、選んだ選択肢によっては最初から救急車呼びましょうと表示されます。
出なければ順に次の質問が出ます。
焦っているときにやるアプリなので、そのときは冷静に選んでいきましょう。
【Q助の質問例】
例えば最初の画面で
- 呼吸をしていない。息がない。
- 脈がない。心臓が止まっている。
- 水没している。沈んている。
- 冷たくなっている。
- どれもあてはまらない
上4つを選択するといますぐ救急車を呼びましょうと表示されます。
どれもあてはまらないを選択すると
いつもどおりふつうにしゃべれていますか?声は出せていますか?
- はい
- いいえ
こういった感じで選択しながら進めていきます。
【救急車は適正利用しましょう】
救急車はみなさんのためのものなので、必要なときには利用しましょう。
しかしながら、軽症で利用した場合には、本当に救急が必要な重症の方が助からないことにも繋がります
救急車は最寄りから来るので、軽症患者を搬送中に、重症患者が119番通報をした場合、次に近くの消防署から来ることになります。
心肺停止患者の場合、心臓が止まってから1分ごとに7〜10%程度救命率が下がるといわれています。
最も近い消防署ではなく、5分遠くの消防署から救急車が来た場合には、それだけで余分に50%程度も救命率が下がっていることになります。
大切なみなさんの資源です。
適正に有効活用しましょう。
このアプリで救える命があるかも
実際、このアプリを使用して、助かった事例に、私は当たったことがあります。
それまでは、恥ずかしながらこのアプリの存在を知りませんでした。
救急車を呼んでくださったからこそ、助かった命。自家用車で連れてきていたら、間に合わなかったかもしれませんでした。
その時、救急車で子どもを連れてきたお母さんに、「お母さん、よく救急車を呼ぶ決断をしてくれました」と声をかけさせていただいた時に、
「本当に悩んで、Q助アプリを使って判断しました」とおっしゃられていました。
みなさんも、いつ我が子に降りかかってくるやもしれません。
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